■やきとり屋さんじゃなくて、やきとん屋さん!
体重が増えることなんて完全無視をしている食いしん坊の私。そんな私の友人はなぜか痩せた人ばかり。「どうして!?」と思いながらも、新しいお店の噂を聞きつけては、連れ立っていそいそとお店へ向かう。
「ビックリすると思うよ!」とお店に到着する前から、鼻息の荒い友人。そうなると私の方も合わせて鼻息を荒くするしかない。だって食いしん坊だもん。
お腹をすかせ、ようやく到着するとアットホームな店構えのやきとり屋さんが!
靴を脱いでお店へ入ると、カウンター席、座敷があり、奥の方には小さな個室がある(茶室をイメージして作ったそう)。
今日のメンバーは6人。ちょうどいいサイズの個室だ。
全員集合する前なのに、もうガマンのできない私は食い入るようにメニュー表を見つめる(ぼーっと待ってなんかいられない!)。そこで初めて気がつく。「あれ? 鶏じゃなくて、豚なの?」とキョトンとする。友人を見るとニヤリと笑っている。そうか、ビックリはこれだな!
メニュー表のトップには『やきとん 塩焼・タレ焼』と書かれ、その後、厳選された“やきとん”が記されていた。
■衝撃のテール(コラーゲンたっぷり!)
さぁ、さぁ、もう胃はすっかり“やきとん”を待っているよ!まずはオーダーだ。串物のお店へ行くと、私たちは元気に挙手制がはじまる。メンバーの中の一人がメニュー名を読み上げるのだ。
「○○(←メニュー名)がいる人!」「は〜い!(挙手する)」。こんな感じ(笑)。
授業中に挙手なんか絶対しなかった私だけど、食事のためなら、元気なうえに笑顔も追加!
それでは私の食した絶品豚シリーズを厳選してお届けします。
ナンコツツクネ(限定15本。つくねのふわふわ感の中にコリコリの豚軟骨が入っていて、食感も楽しめる串。卵の黄身にからめていただきました)、テッポウ、稀少なシロナンコツ、バラ(雲仙スーパーポーク)、トントロ(稀少部位!)、お手製ベーコン…等々。
1本の串を“塩焼・タレ焼”の両方の味をオーダーしたり、思いっきり“豚の旨さ”を満喫させていただきました。
▲太くてデカい豚のテールに驚愕! |
そして、そして「なにぃ???!」とビックリしつつ、オーダーしたのが“テール”。豚の尻尾って食べられたの?とドキドキ。とってもキュートな店員さんがテーブルに運んできた“テール”に一堂、驚愕!
「ぶ、豚の尻尾ってこんなにデカいの!!!」
軽く15cmはあろうか、豚の尻尾!しかも太い!イラストでよく描く豚のくるるん♪とした尻尾って、間違いだよ?!
乳白色のテールは、ほどよく焦げ目をつけて焼かれ、軽くタレが塗ってあり、ところどころに塩と香辛料がふられている。ワイルドに両手でガシッとつかみ、かぶりつく私。
焦げ目のこんがりとしたところ、ぷるぷると柔らかいところ、食感も楽しい。口の中でテールの旨みとタレ、塩が絶妙に絡み合う。いやしくもテールの軟骨部分までしゃぶってしまいそうになる!
あぁ、これで100円だなんて信じられない。
6人の仲間がテーブルを囲んで、テールにかぶりつく姿が面白すぎるッ。楽しくって、おいしい時間。これだからいろんなお店へ足を運ぶのはやめられない。
やきとん屋さん、またおじゃまする予定です。もちろんまたテールを食べます! |