先日、いただいたアンケートのご意見を楽しく拝見させていただいていました。いろいろな地域の方から届くアンケートを、本当に興味深いな〜と思いながら見てていたのですが、ある山梨の方からの
"お薦め店の理由"の部分に、「ふるっぱ鶏があるから」という一言があり、首を傾げる私。
「ふるっぱ鶏」ってなんだろう？
初耳のその言葉に大変興味がそそられて調べてみると、どうやら廃鶏（はいけい）のことを指すということが分かりました。
廃鶏っていうのは、卵を産まなくなり処分されてしまう採卵鶏のことです。だからといっておばあさん鶏ってわけでもなく、採卵のピークを過ぎた鶏っていうだけ。鶏は生後1年を過ぎると、もう卵を産む役目は終えてしまうそうです。
廃鶏は、肉用の若鶏よりも身が引き締まっていて、旨みと歯ごたえがあるといわれています。加工されて調味料に使用されることも多いとか。
「ふるっぱ」っていうのは地方から出た言葉のようです。東北地方の方言という情報もあるようですが、詳しくは分かりませんでした。ご存知の方、是非ご一報を！
また、それが元となったのか、そちらが元祖なのか分からないですが、未婚の中年女性のことも「ふるっぱ」と呼ぶらしいですよ…。
えぇ〜なんだか感じ悪くないですか…！と思ったのだけれど（笑）、いやいや、つまり、鶏も人間も、旨み（中身）で勝負の時期ということですよね！（我ながらいいことを言ったと思いました）
巷では結構人気が高い様子のふるっぱ鶏。一度じっくり味わってみたい一品です。 |
