■みりんとどう違うか?
ここでの私たちの関心はみりんとどう違うのか?ということだ。
サイトの説明によれば、みりんはアルコール(焼酎)の中に麹ともち米を入れ、その中でもち米の澱粉が糖化し、その糖分が焼酎の中に溶け込んだもので、発酵という過程はないのだそうだ。
これに対し赤酒は発酵と糖化が並行して行われ、糖分、アルコール、アミノ酸が渾然一体となって甘味と旨味を出すというのだ。すごーい!いかにも美味そう。それに赤酒は酒類なのに微アルカリ性。このため料理に使うと肉や魚などのタンパク質を固めずふっくらとした仕上がりにするのだそうで、またまたびっくり!さらに、照焼きなんかに使ったら照りの仕上がりが冷めても料理のツヤが落ちない、アクのある野菜を煮ても色が変わらずキレイな色に仕上がる。すげえ!みりんいらないじゃあない!
■赤酒を探して
こんな優れ物早く試してみたい。デパートに行けばあるよな?と老舗百貨店に行くが無い。酒屋のデパートみたいなところも無い。やっぱりなあ、ネットで問いあわせるか、ネット販売があるかなあと思いながらあっという間に月日がたった。
ところがある日、プロ用の食材スーパーに買い物に行った時、見つけたんですよ。ついに東肥赤酒を。一升瓶でありました。
買いましたよ、すぐに。うれしかったですねえ。憧れの赤酒ですから。もちろん「瑞鷹」さんのものです。
■赤酒を試す
家に帰ると早速鶏の冷凍を取りだしました。砂ずり、ハツ、胸肉。大きさを砂ずりに合わせて切り、さっと油で炒め、軽く塩コショウ。そこにこの赤酒をさっと振り入れ、醤油を続けてからめました。出来た出来た。食うぞ!と家人を集め食卓を囲みました。照りと香りが立ち、早速一番に口へ、美味い!いいぞこれはなかなか。甘味も充分醤油の辛みとマッチしてね。
みんなも納得。
それからというもの。我が家ではみりんに変わる赤酒。野菜の煮物や鯛のあら炊きは家内が、私は豚の角煮をやりました。煮物、炒め物、かくし味、赤酒の甘味の加減を理解すればなんでもOKなのであります。
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