| 久留米焼き鳥日本一フェスタ 〜豚みそ焼編〜 |
| ※このコラムは2004年度に掲載されたコラムの改訂版です。 |
■久留米で埼玉県の焼き鳥に出会う！
９月の上旬、福岡県久留米市で「焼鳥フェスタ」なるものが、開催されるとの情報をキャッチ。
「視察に行くぞ！」との名目で、我々yakitori.co.jp運営者一同久留米市まで「ワッセワッセ」と繰り出しま した。
会場に着くとあちこちからやきとりの焼ける良いにおいが立ち込め、席を確保するなり食べ物を求めて さまよいました。 会場を見渡すと久留米市内の焼き鳥屋さんが、屋台を連ねているなかで、ちょっと変わったお店を発見！焼いているものは豚バラのようですが、焼き終わった串においしそうなタレを塗っていました。
お店の人に聞くと「埼玉県東松山のやきとりで、豚のカシラ肉に味噌ダレを塗っている」とのこと。
これは食べなければということで、１０本ばかり購入、生ビールを飲みながら食しました。辛味が利いた串とビールの組み合わせが最高で、「ウメイ。ウメイ」といいながらあっという間に１０本を完食。その後、お土産に２０本ほど購入して帰りました。
もちろん自宅でもビールを飲みながらあっという間に平らげて、一日で同じ串を２０本間食してしまった…。
■なんと、市を挙げてやきとりをPR
? !
yakitori.co.jpの一員として日夜、やきとりについて思いをはせる私は、やきとりについて調べ物をしておりました。（といっても、ネットサーフィンをしていただけですが…。）
すると、先日、やきとりフェスタで食した「東松山市のやきとり」が出ているではありませんか。 内容を読んでみると、豚のカシラ肉を炭火で焼き、辛味の利いた「みそだれ」をつけて食べるもので、味噌ダレは、白味噌をベースに、ニンニク、唐辛子など10種類以上の香辛料をブレンドしたものを使用しているなど、詳しい説明が。
「ふーん、なるほど、そーなのかー」などと言いながら読んでいると、なんと、このサイトは、「東松山市」のページであることが判明！「行政が焼き鳥を取り上げるとは、なかなかやるな」などとつぶやきながら、詳しく目を通しました。すると『やきとりと聞くと、鶏肉を焼いたものを思い浮かべます。しかし、東松山市のやきとりは、豚のカシラ肉を炭火でじっくり焼いたものをいいます。そして、辛味の効いた「みそだれ」をつけて食べる、これが「やきとり」なのです。』とあるではないですか！埼玉では豚が焼き鳥なのか！とビックリ！
さらに『東武東上線東松山駅を中心に、約100軒のやきとり屋が点在しています。子どもから大人まで大人気の味覚ですが、特にビールとの相性は抜群。東松山市へ来たら、ぜひ食べていってください。必ずくせになります。』とあり、市を挙げてやきとりをPRしている埼玉県東松山市に感激しました！ |
■やるなら徹底！やきとり音頭まで
やきとりの歴史についても触れており、『戦後間もなく、それまであまり利用されていなかった豚のカシラ肉を何とか活用できないか、と考えだされたもの。そして、韓国出身の大松屋（やきとり屋）初代ご主人が、唐辛子入りのみそだれと焼いたかしら肉を合わせものが広まった』そうで、先人の努力に涙しました。
この他、同市には、市内41軒の店が加盟する「焼き鳥組合」なるものが存在し、新鮮な豚のカシラ肉を共同購入することで、1本100円に統一しているそうです。
『日本広しといえども、焼き鳥組合があるのは、東松山市だけでしょう。』というだけあって実力はなかなかだなと変な対抗意識が芽生えてきました。
さらに読み進んでいくと、『東松山やきとり音頭』なるものを発見。東松山市商工会青年部が、作詞・作曲・歌・録音・ジャケット写真まで自作し、CD販売してるそうですよ。
歌詞も「カシラだ レバサシ ナンコツ タン ハツ やきとり音頭だよ」となっており、ホームページによると『つい口ずさんでしまうフレーズ』だそうです。一度メロディー付で聴いてみたいと思いませんか？
ここまで真剣に焼き鳥に取り組んでいるとは、東松山市恐るべき！
≫東松山市ホームページ
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