出張したらやきとり屋へ 〜仙台編〜 |
※このコラムは2004年度に掲載されたコラムの改訂版です。 |
■やって来ました仙台へ
平成16年5月13日、仕事で仙台に出張に行く機会がありました。福岡発、仙台行き・最終の飛行機に乗り、仙台空港でぶらぶら散歩をしていたら、仙台市内行きへのバスに乗り遅れ、仙台市内のビジネスホテルに着いたらすでに23時を回ってました。
▲やっと辿りついた店
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「仙台に行ったら居酒屋(焼鳥屋)に行ってレポートを提出しろ」と社長(実は串師匠)からの指令があったため、しぶしぶまだ寒さの残る東北の夜をホテル受付さんのわかりづらい説明だけを頼りに、近隣の居酒屋繁盛店「狸の焼鳥」という店を目指して足を運んだところ、なんと、店の明かりは消えているではありませんか(後で解ったのですが、店が違っていたとの事です)。
腹が減るわ、アルコールは切れるわで看板に八つ当たりをしようとしたところ、同じビルの3階に、『串焼き 鳥々屋』の看板が赤々とついています。あまり期待をしないよう自分に言いかかせ、こじんまりとしたエレベーター・通路を過ぎていくと、美味しそうなアルコールの匂いと、赤い提灯に減りに減ったお腹が異常に反応するではありませんか。
店に入ると人の良さそうなオーナー・亀谷さんと、元気のいい従業員・千葉さんが優しい笑顔で迎えてくれ、本日のおすすめボードには、東北ならではの日本酒銘柄の数々。日本海産の刺身の種類が上手ではないが解りやすい字で書かれてます。 |
■日本酒を美味しく呑むには塩焼きで!
千葉さんが注文を取りに来て、「とりあえず生ひとつ」と決まり文句を言った後、定番メニューを見たところ、九州ではやきとりに欠かすことの出来ない豚バラ串がないことにびっくり。
さらに、出てくる串が塩焼ばかり。「マスター、タレはないと?」と尋ねると、「日本酒を美味しく飲むために、塩焼きにしています」との返事。さすが日本酒の名産地・東北だと関心させられました。タレは、あることはあるが、つくね串・レバー串とお客さんからの要望があった時のみだそうです。
▲ 『串焼き鳥々屋』店内 |
▲日本酒の銘柄だけでもこんなに。さすが酒どころ仙台! |
■「仙台名物 牛タン」
また、「仙台名物 牛タン」串を食べながら、「米国のBSE(牛海綿状脳症)問題で、仕入れが大変じゃないですか?」の質問に、マスターから「近々メニューから外そうと思っているんですよ」と悲しげな返事。
(政治家の方、末端で働いている人の事をもう少し考えて意見・行動をして下さい…)
▲左端が人気メニュー「トマトの肉巻き」 |
■人気メニュー「トマトの肉巻き」
『鳥々屋』の人気メニューで、「トマトの肉巻き(180円)」という、プチトマトを豚肉で巻き、串に刺し、炭火で焼くという串がありました。食べてみたところ、熱々になったトマトから出る果汁と、豚肉の旨味がうまくかみ合い、とても食べやすい一品となってました。但し、出来たてはトマトから出る果汁で舌をやけどするので、ご注意あれ。
『串焼き 鳥々屋』は、気さくなオーナー、美味しいお酒と料理が初めてのお客さんでも楽しめます。仙台へお越しの折は是非一度お立ち寄り下さい。
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