“ぼんじり”とは、鶏の尻尾に当る三角形の部分で、尾骨の周りを覆っている、ほんのわずかしか取れない希少なお肉です。
鶏の中でも最も脂がのっている部位の一つで、ジューシーでとろけるような口当たりは絶品。
鶏の“トロ”とも言えるジューシーな焼鳥なんです。もともと希少なお肉であったのですが、最近ではテレビや雑誌で取上げられており人気も高まっており原料が少なく、なかなかお目にかかれない焼鳥になっています。
☆詳細については、やきとりの総合情報サイト〜やきとりco.jpの「テール(ぼんじり)」をご覧ください。
ぼんじりは、三角の形をしており、そのままずばり『さんかく』なんて呼び方をしている地域もあるんです。
そのほか、鶏の尻尾ということから『テール』と呼ばれたり、『ぼんぼち』、『ごんぼ』などなど地域によって
様々な呼び名で親しまれています。お住まいの地域での呼び名を探してみるもの面白いですね!
ぼんじりは、鶏の尻尾部分にあり、一般的には、鶏ガラにくっついた状態で流通されることが多いようです。
しかし、このガラ、よくみると、「ぼんじり肉」の他に「セセリ肉」、「ハラミ肉」など希少なお肉がついたままであることが殆どです。
ガラとして販売されれば重量の多少はありますが1羽分何円で販売されることが多いのですが、れら希少部位外して販売すれば価格は2倍以上に跳ね上がってしまいます。といっても、これら希少なお肉を取るのは、結構、大変で、熟練の技が必要です。
さらに、その労力を使っても取れるお肉は非常に僅かなためガラとしての販売が多いようです。
そして、ガラは色々な旨味成分(アスパラギン酸やグルタミン酸等の各種アミノ酸)や、お肌の健康に役立つ、コラーゲンを含みますので、
出汁をとれば大変美味しいのです。ですから、わざわざ、労力を使って希少部位を取らずに、鶏がらとして流通するほうが一般的になっていました。
しかし、昨今、この手間を使っても、美味しい部位が食べたい!とのご要望が多く。ぼんじりを初めとした希少部位のお肉の流通量が徐々に増えているようです。
ぼんじりには、『オイルキャップ(油壺)』と呼ばれる薄い黄色をした部位があります。
この部分は、鶏が羽を水分などから守るために脂をコーティングするのですが、その脂を分泌する器官になります。
オイルキャップが、ぼんじりの独特の風味をだしていますが、好みで切落とす人もいらっしゃいます。
取り除いたオイルキャップですが、捨てるのではなく、加熱して鶏油を取り出し、炒め物やラーメンの隠し味等に使用すると
美味しくお召上がりいただけます。
ただ、独特の風味がありますので、苦手な方は、ネギや生姜などと一緒に炒めるとさらに美味しくお召上がりいただけます。