2010年6月2日
「日本の食文化 “やきとり” 屋台の味をご家庭に」をコンセプトに、焼き鳥に特化した商品開発と製造を手がける東紅食品株式会社(本社:福岡県北九州市 代表取締役:加藤尚彦)は、「ぼんじり」という素材の特性を生かした冷やして食べる新感覚の焼き鳥「冷やして食べるぼんじり君」を発売しましたので、下記の通りお知らせいたします。
ぼんじりは、他にぼんぼち、さんかく、ごんぼ、テールなどと呼ばれている鶏の尾骨周りの部位です。鶏一羽から焼き鳥1本も作れない希少な食材で、こだわった焼き鳥専門店でごくまれに見かける程度でした。しかし最近では、テレビや雑誌で、ずいぶん報道されるようになり、大手外食チェーンや焼き鳥専門店で取り扱いが増えています。知る人ぞ知る食通好みの部位から焼き鳥のメニューの一つとして一般的になりつつあります。プリプリとした食感と脂ののったとろけるような味わいは鶏のトロともいえる食材ですが、脂肪分が多いため焼き加減や味付けによっては脂っこくなってしまうデリケートな食材でもあります。
東紅食品ではスーパーやコンビニ向けの市販用惣菜焼き鳥を主に取り扱いをしておりますが、その中でもぼんじりは約6割を占め、1981年の発売からロングランを続けている主力商品です。肉の食感を保ちつつ脂っこくならないように焼き加減のバランスを取り、ぼんじりに合う専用のタレを使用し素材の特長を生かした独自の製法を取り入れております。
焼き鳥は焼きたてを味わうのが一番なのは言うまでもありませんが、持ち帰って再加熱したときに肉が固くなり、ぱさついて店で食べたものとは全く別物になっていたという経験はないでしょうか。焼き鳥は焼きたての旬から時間が経つにつれタレ落ちや水分が飛んで劣化が進んでいきます。それを再加熱するとさらに味が落ちるのは当然です。店頭に並んでいる惣菜の焼き鳥は焼き上げて直ぐに急速凍結をするので劣化は抑えられますが、再加熱して食べるとき時間が経てば結局同じ状態になります。しかしぼんじりは素材の特性から冷めても固くならず、温めたときの脂のとろけるような味わいとはまた違った食感と味を楽しむことができます。そこで冷やして食べる焼き鳥という今までにない食べ方を提案する新商品として「冷やして食べるぼんじり君」を開発、発売いたしました。